自分と同世代の人がお見合い結婚をしたと聞いたら、「出会いに恵まれなかったんだな」と思うのが率直な意見ではないでしょうか。お見合いで探さなければ相手が見つからなかったのだと、どこか可哀相な印象を受けてしまいがちです。そして、夫婦のどちらもが素敵な人柄や容姿であれば、お見合いに頼らなくても結婚できそうに見えるのに、などと勝手な解釈が入り、いずれにしてもマイナス要素を前提に考えてしまうのが、お見合いのイメージではないでしょうか。
終戦前後にお年頃だった現在のシルバー世代では、お見合い結婚は珍しくはありませんでした。昔のお見合いは、本人の意見はともかく双方の家同士でことが進み、結局、親のいいなりで断れずに結婚したケースもあったと言います。その後、時代とともにお見合いも変わり、断る権利が与えられたとはいえ、イメージは依然、“結婚出来ない男女の最後の手段”として定着したままです。
常に比較の対象となるお見合い結婚と恋愛結婚ですが、恋愛結婚に軍配があがってしまうのはなぜでしょう。それは、定着したマイナスイメージに加え、ゴールが初めから決められているお見合いは、結婚を契約化する印象が強いからでしょう。お互いの愛を貫いてゴールしたと美化される恋愛結婚と、どちらがしたいかと訊かれると、合理さと純粋さの選択を迫られているような感覚になるのかもしれません。
