「大きくなったら何になりたい?」と親や親戚の大人たちに質問され、「可愛いお嫁さん!」とはしゃいだ子供の頃に、誰しも心当たりがあるでしょう。しかし、“好きな人と一緒になる”という、言葉にするととてもシンプルなことが、じつはとても難しいだなんて、無邪気で幼い頃には思いもよらなかったはず。その現実に悲しくも気付いてしまうのは、女性としての熟度が増す、30歳を過ぎたあたりではないでしょうか。
そのくらいの年齢になると、「この人と結婚するかもしれない」と予感させるような、親密な交際相手が過去に1人や2人いても不思議ではありません。それが結婚に結びつかなかったのは、あなたか彼のどちらかが、いえ、もしかしたらお互いに、「この人は運命の相手じゃないかも…」と感じる部分を見つけてしまったのかもしれません。恋愛をするのは楽しいけれど結婚となると違う気がすると、心のどこかで、結婚対象からふるい落としてしまったのです。
人の一生を音楽にたとえると、1つの恋愛は10曲分を収録したアルバムCDの1曲でしかありませんが、結婚はある曲の時点から最後の曲が終わるまでを、一緒に演奏し続けるようなもの。大恋愛の末に結婚という、ドラマのような設定を純粋に期待する一方で、恋愛と結婚の線引きにシビアになるのは、10代20代で恋愛経験値を上げた30代女性の賢さなのかもしれません。
